平成26年度の健康保険料率は据え置きですが、介護保険料率の改定が先月発表されました。
それに伴い、介護保険料率が、
現行の現行の1.55%から1.72%へ引き上げられます。
なお、3月分(4月納付分)より適用されるため、給与計算などご注意が必要です。
さて、協会けんぽでは、以下のように引上げ理由が説明されています。
「介護給付費が年々増加していることに伴い、協会けんぽが負担しなければならない額
(介護納付金)も増加し、平成25年度の介護保険料率を維持した場合、
700億円を超える赤字が見込まれました。
健康保険法では、単年度で収支が均衡するよう、
介護納付金の額を総報酬で除したものを基準として定めることが法定されており、
介護保険料率については引き上げをお願いせざるを得なくなりました。」
その背景には、
医療費支出の伸びが、保険料収入の基礎である賃金の伸びを上回っていること。
高齢者医療への拠出金が年々増大していること。
があるようです。
そして、医療保険制度全体の見直しなど現行制度の問題も大きく存在しているのではないかと考えられます。
今後、制度改正の動向にも注目していきたいと思います。
愛知 名古屋 社労士 人事パートナーズ 岡田