先日の新聞に、6月の倒産件数が増加したとの記事が載っていました。
震災の影響によるものが特に多いとのこと。
震災以降、節電などなど不安要素が多い中で
何とか会社の経営をしていくために
従業員の休業をされている企業も多い状況です。
中小企業緊急雇用安定助成金(略して中安金)は
従業員を休業させた場合に、その人件費の一部を国が補助してくれる制度です。
この助成金の対象者の取り扱いが、7月1日より変更されています。
中安金は、一人1日休業させた場合に、
最高7,505円(金額は毎年変動します)が助成されます。
今までは、この助成対象者は雇用保険の被保険者であれば
誰でも認められていました。
しかし、7月以降は、新規に雇用保険の被保険者資格を取得してから
6か月間は助成対象とすることができなくなっています。
具体的に今回の変更が適用されるのは、
判定基礎期間(賃金締切期間のことです)の初日が7月1日以降の分からです。
不正受給の多さや、費用を他に回すためだとかいろいろ理由はあるかと思いますが
意外とややこしい制度であるため、
1月以降に新たに雇用保険の被保険者となった方がいらっしゃいましたら注意が必要です。
本藤